配信機材
AT2020は配信初心者に向く?必要な機材と選び方をやさしく解説
AT2020を買う前に知っておきたいXLR接続、48Vファンタム電源、設置方法をまとめました。USBマイクとの違いも初心者向けに解説します。
配信の声を聞き取りやすくしたいと思ったとき、候補に挙がりやすいのがオーディオテクニカのAT2020です。すっきりした音で収録しやすい一方、パソコンへ直接挿すUSBマイクではありません。必要な機材を含めて選ぶことが大切です。
この記事では、XLR接続のAT2020を対象にしています。AT2020USB-XなどのUSBモデルとは接続方法が異なります。
AT2020はどんなマイク?
AT2020は、正面の音を中心に拾う単一指向性のコンデンサーマイクです。メーカー公表の周波数特性は20〜20,000Hz。声や楽器の収録に使えるスタジオ向けの基本モデルとして設計されています。
マイクには正しい向きがあります。円筒の先端ではなく、ロゴがある側面の正面に向かって話すサイドアドレス型です。口元から少し離し、真正面または少し斜めに設置すると、息が直接当たりにくくなります。
購入前に必要なもの
・48Vファンタム電源に対応したオーディオインターフェースまたはミキサー
・3ピンXLRマイクケーブル
・安定して固定できるマイクスタンドまたはマイクアーム
・息や破裂音をやわらげるポップガード
・音を確認するためのヘッドホン
AT2020は48Vのファンタム電源で動作します。AG03MK2のようにファンタム電源対応のXLR入力がある機器と組み合わせれば使えます。マイク単体だけではパソコンに音を送れないため、予算は周辺機材まで含めて考えましょう。
配信初心者に向く人
・USBマイクよりも接続や音量を細かく調整したい
・将来マイクやミキサーを入れ替えながら環境を育てたい
・声だけでなく歌や楽器も収録したい
・静かな部屋で、マイクとの距離を保って話せる
反対に、まずはケーブル1本で手軽に始めたい人や、生活音が多い部屋で使う人は、USBマイクやダイナミックマイクも比較候補に入れると失敗しにくくなります。コンデンサーマイクは小さな音も拾いやすいため、音質だけでなく部屋の環境も重要です。
音を良くする基本設定
マイクを遠くに置き、ゲインだけを大きくすると、部屋の反響やキーボード音まで目立ちやすくなります。最初は口元から15〜20cm程度を目安に設置し、普通に話したときに音が割れない範囲でゲインを調整します。
ポップガードを挟み、マイクを口の正面から少しだけ外すのも効果的です。OBSなどのノイズ抑制は便利ですが、強くかけすぎると声が不自然になるため、まず設置と入力音量を整えてから使いましょう。
購入前に埋める接続・設置メモ
AT2020単体の価格だけで決めると、接続機器や設置用品が後から必要になります。次の項目をメモし、手持ちの物で足りる欄と追加購入する欄を分けてください。これは購入判断のための記入例で、実測レビューではありません。
・配信端末:機種、OS、利用する配信ソフトを記入する。
・接続先:48Vファンタム電源に対応するXLRマイク入力があるか、機器の説明書で確認する。
・ケーブル:3ピンXLRケーブルの有無、机から接続先まで無理なく届く長さを確認する。
・設置:口元へ寄せられる位置、画面を隠さない位置、スタンドの置き場所を先に決める。
・予算:マイク、接続機器、ケーブル、スタンド、ヘッドホンを別々に見積もる。既に持つ物は重複購入しない。
選ばないほうがよい場合も整理する
机に固定場所がなく、端末へ直接つなぐ簡単さを優先したいなら、USB接続の候補も比較対象です。XLRだから必ず聞き取りやすくなるわけではありません。空調やキーボードが気になる場合は、買い替え前に音源とマイクの距離、向き、部屋の反響を見直しましょう。
導入後に残す比較メモ
同じ文章を同じ声量で録音し、マイクの位置だけを変えて聞き比べます。声の聞き取りやすさ、息の音、机を触った音を別々に記録すると、必要なのがポップガードか設置の見直しかを判断しやすくなります。一度に複数の設定を変えると原因を追えなくなります。
まとめ
AT2020は、XLR接続の配信環境をこれから作りたい人にとって検討しやすい一本です。ただし、48Vファンタム電源対応機器、XLRケーブル、スタンド類が必要です。マイク単体の価格だけで決めず、設置スペースと周辺機材を含めて選びましょう。
仕様確認:オーディオテクニカ AT2020取扱説明書
https://www.audio-technica.co.jp/pdf/support/AT2020_UM.pdf
商品仕様や付属品は変更される場合があります。購入前にメーカーと販売ページの最新情報をご確認ください。
更新:2026年9月11日。確認手順・判断用のメモを追記しました。